Category : あの頃ぼくらは若かった。

オレたちひょうきん族vs8時だョ!全員集合

1969年から1985年まで、TBS系列で毎週土曜の夜8時から放送されていた『8時だョ!全員集合』と1981年から1989年までおなじく毎週土曜の夜8時に放送されていた『オレたちひょうきん族』。2つのお笑い番組が同じ時間帯に裏番組で戦っていたんですから、すごい時代でした。どちらも放送開始と同時に恐ろしいまでの高視聴率をたたき出し、怪物番組として有名だったことの他に、「親が子供に見せたくない番組」でも常にトップを争うという共通点がありました。週明けの月曜日には全員集合派とひょうきん族派に分かれて放送されたネタを真似っこしたものです。

『8時だョ!全員集合』人気にかげりがみえた80年代

お笑いコント番組としてすでに国民的な不動の人気を獲得していた『8時だョ!全員集合』の人気にかげりが見えてきたのは80年代に入ってから。世の中は空前の漫才ブームに沸き返り、ツービートや紳助・竜介、B&Bといった早口でまくしたてるテンポあるお笑いが人気を得ていました。

ビートたけし&明石家さんまコンビか、志村けん&加藤茶コンビか?

よく作りこまれたコントで見せる『8時だョ!全員集合』と、キャラクター優先でアドリブで見せていく『オレたちひょうきん族』。同じお笑い番組でありながらハッキリと個性が違っており、それはそのまま番組の顔、ビートたけし&明石家さんまコンビと志村けん&加藤茶コンビの個性の違いでもありました。

アイドル歌手やポップスの歌手が歌うコーナーがあり、そこで音楽を知ることもあった『8時だョ!全員集合』ですが、『オレたちひょうきん族』の人気コーナー「ひょうきんベストテン」ではゲスト歌手が歌っているあいだもさまざまなキャラクターが歌の邪魔をしてすべてをお笑いにしていました。

マッチこと近藤真彦の曲を歌いながら「マッチで~す!!」と暴れていた片岡鶴太郎の全然似ていないモノマネが、いまやマッチのモノマネのイメージになってしまっているのですから、どれだけ影響力があったのかわかります。

いまこそお笑い番組のくだらなさが世の中に必要!

すっかりお笑い番組がなくなってしまい、どこも似たようなバラエティ番組ばかりのテレビ界。下手なことをして視聴者からクレームがくるとスポンサーがつかないという事情もあるようですが、バカバカしくてくだらない番組も子供にとっては生きるための勉強になっているはず。

懐かしのお笑い番組のように、少しくらいのくだらなさには寛容な気持ちになれるような、気持ちにゆとりのある生活を送りたいものですね。

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