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違法な視聴ではなく正規のオンデマンドで見よう!

今のようにオンデマンド放送の整備や作品のラインナップが豊富となる以前には、多くの作品がネット上に違法アップロードされていました。ネット回線が映像作品を視聴するのに問題ないくらい高速化していたのに対し、正規の手段で映像を見る手段がなかったのです。

この違法アップロードにより、例えばレンタルビデオショップは大打撃を受けました。お金を払わなくてもアニメやドラマ、映画を見ることができたので、誰もお金を払ってまでレンタルしなくなってしまったのです。また、放送局やコンテンツ制作側にも影響は及びました。新規にリリースした作品が即ネット上にアップロードされるため、当然売れ行きは鈍ります。

さらには、ネットへの無断アップロードは以前から違法(公衆送信権違反)でしたが、ダウンロードについては法整備が追いつかず、罪に問えないという状況もありました。 この状況を問題視したコンテンツ制作側の働きかけにより、2012年より違法ダウンロードにも刑罰が課されるようになっています。

違法動画も「見るだけ」ならセーフ!?

ただし、2012年以降も、ネット上に違法アップロードされた映像を「見るだけ」であれば、罪にはならないと言われています。動画投稿サイトに投稿された動画を見る際には、一時的にキャッシュ(画像データ)がPCへダウンロードされますが、このキャッシュは自動的に溜まっては順次消えていくものであり、意図的なダウンロードとは別=違法ダウンロードではない、という文化庁の見解が示されています。

では、違法とはいえ現在も見ることができる動画なら、今後も問題なく見てもいいのでしょうか? 実は、文化庁の見解とは別に、「実際に訴えられたら裁判に負ける可能性もある」という見解が、法曹界からは出されています。一時的なキャッシュであってもダウンロードしていることには変わりなく、であれば違法ダウンロードにあたるのでは、という見解です。

このように見解が分かれているのは、実は実際に違法ダウンロードによる逮捕者が出たことはないため、判例(過去の裁判の結果)がないからです。文化庁はあくまで行政機関であり、その見解が司法、裁判所の見解と一致するとは限らないのです。

現実的には、動画投稿サイトにアップロードされた動画を見ても、逮捕される危険性はほぼないと考えてもいいでしょう。ただし、その可能性は「ゼロではない」ことも覚えておきましょう。少しでも危険があるならばやらない方がいいですし、なによりも倫理的に推奨されるような行為ではありません。

正規のオンデマンド視聴がコンテンツを増やす!

ダウンロードはともかく、違法アップロードの場合は多くの逮捕者が出ていますし、コンテンツ制作者の側も積極的に違法アップロードされた動画を削除するように動いています。違法動画視聴サイトへ行っても、目当ての動画が片っ端から削除されているという状況は珍しくなくなりました。

一方で、公式に動画を視聴することができるオンデマンドサービスは、年々便利になってきています。月にたった数百円で安全に懐かしの動画や最新作を見ることができるなら、逮捕される可能性があり、かつ後ろ暗い思いをしながら無料で動画を見る必要は薄れてきています。

なによりも、オンデマンドサービスの利用者が増え、過去の動画配信が「儲かる」ことが証明されれば、製作者側もより多くの作品を配信するようになるでしょう。正規に動画を視聴することが、あなたが見たい動画を増やすことに繋がるのです。

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