Category : トレンディドラマが火をつけた恋

大人の恋は田村正和

田村正和といえばもともとは時代劇。70年代にドラマの二枚目役で人気を博し、40代になった80年代以降はコミカルな役がらで大人気となりました。84年の「うちの子にかぎって…」で子供たちに振り回される教師役を好演。それまでの学校ものの定番からは大きくかけ離れた教師を演じました。

「パパ」がはまりやくに

87年の「パパはニュースキャスター」では、昔寝た女性の娘と名乗る子供が突然3人現れ騒動が起こるドタバタコメディ。浅野温子とのコンビもはまりました。これ以降は、「独身男性」ではなく、配偶者がいるか家族がいるかの既婚者役が多くなります。「かっこいい独身中年」と「がんこオヤジ」の二つの顔を持つことになりました。

87年の「男達によろしく」、88年の「ニューヨーク恋物語」はかっこいい中年の役柄ですが、お相手役の手塚理美や岸本加世子は20才近くも年下の若手。それだけの年の差がありながら、ドキドキするような展開を作れるのは、田村正和ならではです。

93年の「カミさんの悪口」からはコミカルなオヤジの役がメインとなります。恋愛もありますがシリアスな展開にはならない。お相手はしばらく篠ひろ子が多くなります。橋爪功、角野卓造とのコンビはコメディとしては史上最高のコンビとなります。

2000年の「おやじぃ」では頑固者の父親役。妻役の黒木瞳とは17才も歳が離れているのに、違和感がありませんでした。この前後からお相手には黒木が多くなります。水野美紀、広末涼子、岡田准一が子供役で、岡田とは37才違いです。歳をとっても老けないため、さまざまな役柄をこなせました。

古畑任三郎も同時並行でこなす

94年に放送開始した「古畑任三郎」シリーズでは、他局でモテモテ中年の役柄を演じながらも、全く種類の異なる役柄に挑戦しています。和風刑事コロンボと言われる通り、コミカルではあるけれども、鋭い推理力が魅力のサスペンス。犯人は最初からわかっているので、謎解きそのものはメインではありません。田村演ずる古畑任三郎と、部下の今泉慎太郎。西村雅彦は、今泉武役で大ブレークします。二人のコミカルな掛け合いが殺人ドラマの暗さを払拭してしまいます。

犯人役には毎回大物が登場します。中森明菜、堺正章、古手川祐子、鶴瓶、坂東八十助、木の実ナナ、小林稔侍、鹿賀丈史、桃井かおり、菅原文太などなど、主役級の役者ばかり。番組の面白さを引き立てました。

田村正和は、中年おやじにとって模範とすべき俳優です。歳をとっても若々しくユーモアあふれ女性に人気です。アラフィフオヤジは、田村正和をみならって青春を取り戻しましょう!

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